読書日記

忘れないように

不思議の国のアリス 村山由佳訳、トーベヤンソン絵

不思議の国のアリス

不思議の国のアリス



ふらっとあべのハルカスに行ったらトーベヤンソン展をやっていた。
本当はムーミンカフェに行きたかったのだが、なんせ臨時出店。常設店のように、ぼっち飯してれば前にムーミンパパのぬいぐるみを置いてくれる、とかいう余裕はなく、厨房でレトルトのハヤシライスを慌ただしく温めている姿を見てしまうと、並ぶ気もなくしてしまった。
 それで、トーベヤンソン展に行くことにした。トーベヤンソン展では歴代のムーミンの表紙原画から自画像まで幅広く展示されていた。その中でも一番印象に残ったのは、不思議の国のアリスの挿絵だ。不思議の国のアリス、といえばディズニーの可愛らしい絵柄が出てくるが、話としてはアリスがわけわからん世界で、先の見えない不安とたたかう話である。トーベヤンソンのアリスの絵は実に不気味である。それが、本来のアリスの話なのかなぁと思い、その日は帰った。
東京で村山由佳氏が訳した、不思議の国のアリスがあって、思わず買ってしまった。小学校高学年のころに不思議の国、鏡の国どちらも読んだような気がするが、忘れた。でもほかの訳本よりアリスの心の声そのものの文が多かったような気がする。先の見えない不安に、想定外の事象に動揺しながらも、立ち止まらずにずんずん進んでいくアリスが素敵でした。首がない(というか実体がない)チシャネコさんの首切ろうとして意地になる女王様がかわいいなぁと思いました。首を落とせ!でしか解決方法をしらないってのもかわいそうだなぁ。