ブルーもしくはブルー/山本文緒
- 作者: 山本文緒
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2013/07/17
- メディア: Kindle版
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で、前の川上弘美さんのおめでとうと、この本を借りた。表紙がこの通り綺麗な青だったので、思わず。
あの時ああすればよかった。そういう経験は誰しもあるはず。人生の岐路で悩み過ぎた結果、もう一人の自分を生み出してしまった蒼子という女性のお話。たまたま福岡にきた蒼子は、横断歩道で わ自分とそっくりの女性に会います。彼女は幼少時の記憶や初恋の人まで同じ、そっくりそのままのもう一人の自分でした。どうやらこの男か、あの男か、どちらと結婚するか、めっちゃ迷ったときにもう一人の自分を生み出してしまったよう。男1と結婚した東京の蒼子と、男2と結婚した福岡の蒼子と生活を交換することに、うんぬんかんぬん。
やっぱりお互い欲が出て最後らへんのどろどろ感すごかった。