読書日記

しがない元・情報大学院生女子、現・企業研究者の日記

三月二十二日 水曜日

三月二十二日 水曜日
 未来日記
 明日の送別会をやり切る、特許を書き切る。
 
 現実日記
 毎日毎日寝坊していて、もはや寝坊ではなくて起床なのではないかと思った。今日はチームメンバーの送別会の日だった。デジタル寄せ書きのメッセージを確認したり、色紙をデコレーションしたりしたら、結構時間が経ってしまった。手伝ってくれる同僚に「花を受け取っておいてお願い」と連絡した。間に合いそうになかったのと、記念品として購入したグラスがどうやら最寄りの郵便局まで届いていた。もう少し家で待っていたら届きそうだったので、待つことにした。ナイスタイミングである。色紙の印刷をコンビニでして、100円ショップで紙袋やラッピング用の袋を購入する。お祭り女なので、こういうイベントが楽しい。仕事しろという感じであるが……。
 帰宅したらちょうど郵便局が来て記念品として購入したグラスを手に入れることができた。出社の用意をして都会のオフィスへ出かける。化粧をして自分の顔に色を乗せて、鏡の前で気合を入れる。髪の毛のアホ毛を固めるワックス買おうと思ってるのに書い忘れている。都会オフィスに行くまでの間で、Pythonで手法の実装の続きをした。
 都会オフィスについて、手伝ってくれた同僚にお礼を言う。会議室で仕事の続きと定例に出ていたら、買い出しに出るタイミングを失っていた。段取り業務をしてる彼女も忙しそうで、この会の段取りも手伝えばよかったな、と思った。色々と後悔が残る。自分がやるべき仕事ではないけど、お祭り女として、中途半端な会を見るとうずうずしてしまう。
 部の送別会が始まって略歴紹介を聞いていると、研究者は技術を考え、何を生み出したかを中心に話すのだなと思った。花束を渡したり写真を撮ったりしていく中で、私はいつまでこの組織で今の研究をできるだろうかと考えてしまった。
 明後日に納品される資料の確認をしていると、沢山の修正点が見つかってしまった。これはちゃんと納品物として整理すべき所だったのに、そこを怠った自分のせいでもあり、その方を信頼しすぎたなぁと思う部分もあった。みんながお酒を飲んでいるときに、ノートパソコンを広げてその対応をしていると、料理を持ってきてくださった方がいて、めちゃくちゃ嬉しかった。お祭りの幹事を始めて10年になるけど、こんな人はいなかったなぁと。お茶持ってきてくれたお姉さんもいた。嬉しかった。
 二次会は私が仕切りで、中華料理店に行った。リモートで会場を繋いだけど、なかなか騒がしくて申し訳ない感じだった。さっきはいっぱい食べられなかったからたくさん食べた。色紙とか記念品とか、私はたくさん用意してきたけど、すごく喜んでくれたから、嬉しかった。すごく楽しい日ではあったけど、その人がいなくなるのがなんだか寂しくて、辛かった。帰りの精算をして家で試験勉強をした。