読書日記

しがない元・情報大学院生女子、現・企業研究者の日記

十月三日 (月) 縁結び

朝に入れた英会話Aをすっぽぬかしてしまって、申し訳ない気持ちになった。今日は打ち合わせだったり、その後処理だったり、事務処理だったりで、研究ができなかった。こういうとき、もう少し落ち着いて研究をしたいと思う。今研究を複数担当しているので、しょうがないといえばしょうがない。本音は、一テーマ百本くらい論文が読みたいのだけど。


 最近退職された方からいただいた、餞別を開けた。可愛いタオルとか地元のお菓子の中に,縁結びをモチーフにしたお菓子が入っていて笑ってしまった。彼女なりの気遣いなのだろう。仕事での縁は今のところ良好だ。n年前は、仕事の縁も悪く、京都の安い金比羅宮まで行った。安井金比羅宮は、縁切りで有名な神社だ。縁切り縁結び碑という幅二メートル、高さ一メートルの石があり、真ん中に人一人が入れる程度の穴が空いてる。その石にはびっしりとお札が貼られており、異様な存在感を放っている。穴を潜ると縁が切れるとのことで、くぐって、その日から今まで縁切りと縁結びのお守りを持ち歩いてる。あの日から、仕事関係の人間関係は良くなった気がする。プライベートはあまり人と交流してないから、わからない。好きな研究でご飯が食べられて、研究が続けられれば問題ない。それだけでもありがたいくらいで、それ以上は望まない。そう決めてるし、そう課している気がする。女性研究者の問題は昔からあるけれど、理解あるパートナーを獲得し幸せな家庭を持つことや子を産むことなど、夢のまた夢のように感じる。人と進んで関わっていないから、このようなことは起こり得ないし、実際に夢なのだけども、ほんの少しだけ寂しい。これ以上望んだらバチが当たりそうで。今が1番平穏なのでこのまま続いてほしいと思う。


 夜は茄子と鶏もも肉で甘酢炒めを作った。卵焼きがうまくまとまり、清々しい気分になる。まあ卵ニ個作ったから当たり前なんだけども。明日のお弁当まで作ったし、食器も洗ったので、私にしては頑張った方だった。