読書日記

しがない元・情報大学院生女子、現・企業研究者の日記

六月xx日

 六月xx日 
 未来日記
 特許の修正を完了する。

 

 現実日記
 普通に寝坊した。今日は社内の研究発表会だったので、早くおきたかったなぁと思いながら起床即ログインした。会社の同僚の発表を聞きながら、特許の明細を直した。フローチャートが二つくらい抜けていて、国内会議の原稿レベルで書き込んだ。これなら弁理士さんに伝わるだろうか、あとは適当にやってもらいたいと思ったり、思わなかったり。
 人の発表を聞いていると人間性が出てくるな、と思う。例えそれがロジックの塊である研究発表であっても、だ。研究の担当者として、自らの手で進められる研究は限りがある。その対象に日常生活のほとんどを捧げて、時々思い出したり、これと似てるかも、これは特許になるかも、とか想いながら生活をする。仕事をしていなくても、ずっとそばにあるものが研究対象だと思う。でも、それをどう伝えるのかって、大事だよなぁと思う。人の振り見て我が振り直せで、今回は対面発表に慣れてない人が多い印象を持った。今度の学会の前に対面発表の練習しようと思った。来月の頭だからもうぼちぼちやらないといけない。自信がありすぎても、研究対象への愛が溢れすぎてなんか質問しづらいし、謙虚さを持ち合わせながら、発表したいと思った。
 久々に飲み会だった。同じチームの人が移動するのでお花を。花言葉が良いガーベラとアストロメリアを選んだら、黄色と白の儚げな花束になった。
 飲み会でご飯が普通に美味しかったのが嬉しかった。二次会でうだうだ飲んだのも久々だった。たまたま結婚の話になって、一人で生きる覚悟も決めてる話をしたり、一ヶ月だけ婚活して辞めた話とかしてしまった。帰り道に唯一独身の同僚の背中を指して、「こんな人もいるよ」とも言われて、これってなんかゲームやドラマで見たことあるシーンだ!!!!!ってなった。が、仕事で色恋沙汰みたいな危険工程をしたくないので、即条件から除外しちゃった。会社だとルールがあるけれど、家の中になったらルールがなくなってどうなるかわからないし。こういう話をさらっとする異動してしまう先輩があざといなーと思いつつ、今の組織でそういうふうな余裕のある大人っていないよなぁ、となった。
 いろんな将来の話をしながら、研究がもしできなくなってもコードを書いていたいな……と思った。

 

アストロメリアの花言葉は未来への憧れ、私の好きな花。

 

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